リンゴは、バナナやミカンに比べ、“エチレン”という物質を大量に含んでいて、それを常に空気中に発散しています。 そのエチレンには、じゃがいもの芽の生育を阻害する働きがあるのです。 そのため、じゃがいもを入れた袋の中にリンゴを一緒に入れておくと、じゃがいもの芽を出させないで、長期間保存しておくことができるんですよ。
ただし、最近、スーパーなどのお店で売られているじゃがいもには、γ線が照射されているものがあります。 これも、保存期間を長く保つために行っているものです。 したがって、この処理が施されているじゃがいもは、放置しておいてもすぐに芽が出ることはありません。