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発泡スチロールは、「スチレン」というものがたくさん結合したポリスチレンが原料になっています。
一方、レモンやオレンジなどのかんきつ類の皮には、「リモネン」という香りの成分が含まれています。下の図を見てください。左がリモネン、右がポリスチレンの分子構造図なんですが、よく似てますよね?

発泡スチロールにレモンやオレンジの皮をしぼった汁をかけると、汁に含まれているリモネンと発泡スチロールがお互いに分子構造が似ていることから、混じり合おうとして溶けてしまうのです。
溶けた液体は、高温で精製処理を行うとリモネンが蒸発し、発泡スチロールの原料だけが残るため、その原料を再利用することができます。
この性質を利用した発泡スチロールのリサイクルが行われています。 |
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