カレー粉をふりかけると麺が赤くなるのはどれかな?

正解は、「やきそば麺」でした。そのしくみとは?

カレー粉は、さまざまな香辛料をブレンドして作られています。 その中には「ターメリック」(Turmeric、和名:うこん)という香辛料が含まれていますが、そのターメリックの中の「クルクミン」という成分は、アルカリ性に反応し赤褐色になる性質があります。 一方、やきそば麺には、製麺するときに「かん水」を練りこみます。かん水は、炭酸ナトリウム(Na2CO3)や炭酸カリウム(K2CO3)が溶けた水で、アルカリ性を示します。 そのため、アルカリ性のやきそば麺にカレー粉の中のクルクミンが反応し、麺が赤く染められるのです。 クルクミンは、酸性下で黄色、アルカリ性下で赤褐色を示す指示薬として使われます。

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