試薬とは化学的方法による物質の検出もしくは定量、物質の合成または物理的特性の測定などに使われる薬品です。
多くの試験研究機関で、最先端の研究、分析、製品検査などに用いられ、科学技術の発展を支えています。また、さまざまな企業で製品の品質管理を行う際にも欠かせないものとなっており、水質の検査や食品の安全性検査など私たちの毎日の快適で安全な暮らしを守る大切な役割も果たしています。研究開発においてイノベーションという言葉が度々取り上げられる昨今、より高度で高品位な試薬が求められるようになっています。

 
Cica's POINT

あらゆる顧客のニーズに応える
試薬のリーディングカンパニー

関東化学は一般試薬から機器分析、有機合成、素材開発、バイオなど広範囲な分野で使われる製品を製造販売する総合試薬メーカーです。
1944年の創立から70年以上にわたり、わたしたちが生み出してきた試薬はカタログへの掲載製品だけでも50,000品目を超えていますが、実際にはカタログに載っていない多くの試薬を開発しています。また、お客さまに研究段階からニーズを聞き出し、用途に合わせたオリジナルの試薬を少量から提供することで、あらゆるメーカーのモノづくりに貢献しています。
例えば、2001年にノーベル化学賞を受賞した野依良治先生が開発した不斉水素化触媒を試薬メーカーで最初に製品化し、さらに自社独自に改良発展させて研究市場に提供してきました。また、国内で高いシェアを誇る液体クロマトグラフィー用溶媒においては、分析機器の高感度化に対応するため世界で最初にパーティクル保証を導入するなど、市場で高い評価を受けています。最近では、分子生物学や細胞工学などを応用した新しい研究用試薬などの製造販売を開始し、試薬を介して基礎研究から産業分野までバイオテクノロジー関連の研究・産業を支援しています。

あらゆる顧客のニーズに応える 試薬のリーディングカンパニー
 

薬剤耐性菌を識別するための分子疫学解析キットの製品化

世界の医療現場で蔓延している薬剤耐性菌を簡便に識別するために、従来よりも大幅に効率化した分子疫学解析キットを開発しました。日本で開発された最先端の研究成果をベースに、誰でも簡単に再現性の良い検査ができるように最適化を図ったことで、高度な技術を身近な遺伝子検査にすることができました。これにより迅速性が求められる医療現場で、リアルタイムに蔓延する薬剤耐性菌の遺伝子型を把握することができるようになり、早期に感染源の推定がしやすくなりました。また、海外グループ会社であるCHROMagar社の酵素基質培地などと組合せることで、日々進化する薬剤耐性菌を的確に捉えることができるようになりました。
これからもその変化に応じてキットを改良してゆくことで、試薬を介した社会貢献をしていきたいと考えております。

薬剤耐性菌を識別するための分子疫学解析キットの製品化
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