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試薬に学ぶ化学分析技術

試薬に学ぶ化学分析技術
現場で役立つ基礎技術と知識

- 関東化学株式会社編 -

当社だからこそできる社会貢献! お客様のニーズに応えた内容で、
現場が求める化学分析の基礎技術を1冊の本にまとめました。

編社 関東化学株式会社
発行所 ダイヤモンド社
定価(税込):3,990円
発行日:2009年1月16日

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はじめに

はじめに

化学分析は単に量を取り扱うばかりでなく、そのデータの質をも論議しなければならない。それは、分析対象物質の姿、形を忠実に表現することであり、正しく表現する能力が分析センスであるといっても過言でない。分析センスは、単純に構築されるものではなく、各試験所の長年蓄積された分析ノウハウ、装備する分析機器の能力、分析者を育てる教育システムとそれにより育まれた熟練した分析者、精度管理システム、統計的解析技術、分析に欠かせない信頼性のある試薬など多くの要素で成り立っている。
一方でGLP(Good Laboratory Practice)、ISO/IEC 17025、ISO 16949 などの登場でデ-タの質に対する要求が高まってきた。それらを通じてsi単位へのトレーサビリティや測定の不確かさが重要な位置を占めつつある。しかし、現実の問題として試験方法を十分に理解していなければ、ISO/IEC 170251で要求される不確かさの見積もり、あるいは ISO 16949に登場する測定システム分析(MSA:Measurement System Analysis)への対応が困難になる。

分析

こうした状況下で、関東化学は長年にわたり試薬を供給し、分析化学の一端を支えるとともに試薬の品位を保証するための分析技術を維持発展させてきた。培った技術は、次の時代に高品位を要求される電子工業用薬品の評価技術へとさらなる進化を遂げた。最先端の分析といえども基本に根ざしたものでなければ、成立しない。そこで当書籍を通じて、当社に蓄積された基礎データを可能な限り掲載し、試薬をご愛顧いただいている皆様への一助となることを切望するとともに、試薬および電子工業用薬品に根を下ろして発展してきた当社の分析技術を分析実務者の目線で解説することを本書の主眼とするものである。したがって基本的な理論よりも実践的な分析で問題となる点とその解決方法および精度管理を実施する際のポイントを中心に記述している。
世の中には、基本理論を解説した優れた文献があまた存在しており、ぜひそれらとの併用を前提にお読みいただきたい。

目次

第1章 化学分析を取り巻く環境
第2章 トレーサビリティとSI単位
第3章 分析用器具
第4章 試験環境と設備
第5章 水と試薬
第6章 重量分析
第7章 比色・比濁分析
第8章 容量分析
第9章 金属分析
第10章 イオンクロマトグラフィー
第11章 液体クロマトグラフィー

執筆者

井上達也(1~10章担当)

1980年3月 埼玉大学工学部卒
1980年4月 関東化学株式会社入社
現在、CSR部

澤田 豊(11章担当)

1985年3月 立教大学理学部卒
1985年4月 関東化学株式会社入社
現在、生産技術部 試薬生産技術課