TOP > 試薬の日

3月9日「試薬の日」制定のお知らせ

平成27年5月28日に行われた日本試薬協会 第69回定時社員総会の席において、3月9日を「試薬の日」に制定したことが発表されました。東西の試薬協会が合併し日本試薬協会となって今年で15年、この年を機に試薬の認知度向上を目的に制定されたものですが、制定に当たっては日本試薬協会に組織する広報委員会が幾つか候補日を提案し、その中から理事会にて最終決定を頂き 試薬の日の制定となりました。

『試薬という名称の生みの親』

試薬の日が3月9日となった理由は、日本で初めて試薬の名称を使用した幕末の津山藩医で蘭学者の宇田川榕庵(うだがわ・ようあん)(1798~1846)の生誕日によるものです。
宇田川榕庵は天保3年(1832年)の著書『舎密試薬編』で題名に試薬という言葉を用い、約50種の試薬の製造方法を記しました。その後にイギリスの化学者ウィリアム・ヘンリーの化学書を邦訳し書かれた『舎密開宗』(1837~47年)の中には多くの試薬が取り上げられ、その使い方や注意が記されています。そこにある 「酸素、水素、窒素、炭素、白金」といった元素名や「酸化、還元」の化学用語は今現在も使われている用語であり、これを漢字にしたのも彼の功績と言えます。