タンパク質検出用CBB染色液

CBB(Coomassie Brilliant Blue)染色液は、電気泳動後のタンパク質染色に用いられます。CBB染色液は自家調製すると、溶解やろ過に長時間を要する他、ろ過操作を省くと凝集した粒子によって染色ムラが発生したり、染色・脱色効率が落ちてしまいます。関東化学では、従来のCBB染色液に改良を加え、検出感度の向上、染色・脱色速度の向上を実現した調製済みの染色液をご用意しております。

  • 経時変化に強く、脱色後にMS解析も可能な2液タイプ  → Rapid CBB KANTO
  • 速度、感度、安全性を向上させたReady-to-useタイプ → Rapid CBB KANTO 3S

Rapid CBB KANTO

特徴

  • 簡便
    溶解・ろ過等の調製の手間を軽減する、2液等量混合タイプの調製液です。
    自家調製によるバラつきを抑えて、再現性の良いデータを取得できます。
     
  • 高分解能
    高感度・短時間
    従来のCBB染色と比較し、染色感度が向上、脱色時間が短縮しました。
     
  • 高精度
    脱色後にMS解析が可能。

操作方法・染色例

試薬調製
  • 染色液
    A液とB液を等量混合
    例:ミニゲルサイズ(70×80×1mm)の場合、染色液 50mLが標準です。
    A液 25mLとB液 25mLを秤量し混合します。
    (ゲルに比べてトレイのサイズが大きすぎる場合、充分に浸らない場合があります。)
  • 脱色液
    蒸留水:酢酸:メタノール=15:2:3で混合
    例:ミニゲルサイズ(70×80×1mm)の場合、脱色液 100mLが標準です。
    蒸留水75 mLと酢酸10 mLとメタノール15 mLを秤量し混合します。
    (蒸留水・酢酸・メタノールはキットに含まれておりません。別途ご用意ください。)
操作手順

染色例 1

Lane1  :市販プロテインスタンダードマーカー
Lane2~4:大腸菌ライセート(各レーン同量)

染色例 2

SDS-PAGE後、本試薬にて染色し、脱色後、ゲル撮影装置(モノクロ)で撮影。サンプルはプロテインスタンダードを1レーン目から2倍希釈列でアプライ。

製品一覧

製品番号 製品名 規格 包装 詳細
36535-96 ラピッドCBB KANTO 電気泳動用 1kit

・「法律」,「SDS」,「在庫」など詳細情報は、[Cica-Webで確認]ボタンをクリックいただきご確認いただけます。
・試薬のご購入とご使用に際して

パンフレット

Rapid CBB KANTO

取扱説明書

ラピッドCBB KANTO

Rapid CBB KANTO 3S

特徴

  • Speedy
     Ready-to-useで希釈の必要がありません。
    洗浄-染色-脱色の3ステップで最短1時間で検出できます。電子レンジを用いた時間短縮が可能。
     
  • Sensitivity
    従来品より感度が向上しています。従来のCBB G-250染色液よりも識別しやすい、青い色調が特徴です。
     
  • Safety
    メタノール・酢酸不使用。
    固定液が不要。洗浄や脱色も精製水のみで使用。

操作方法

※ミニゲル(約80mm×80mm×1mm)の標準操作例です。
ゲルサイズ、厚さが大きく異なる場合は液量や時間を調整してください。

染色例

例:SDS-PAGE後、プロトコル通りに30分染色し、精製水で15分脱色した染色例
使用ゲル:グラジエントタイプ 10 - 20%ポリアクリルアミドゲル(アルカリ性)
サンプル:低分子量マーカー、Lane 1~6:2倍希釈系列
※Lane 6のPhosphorylase Bは約10 ng

  • 脱色時間の違いによる染色結果はこちら
  • 電子レンジを用いたアプリケーション例はこちら

製品一覧

製品番号 製品名 規格 包装 詳細
36533-79 ラピッドCBB KANTO 3S 電気泳動用 1L

・「法律」,「SDS」,「在庫」など詳細情報は、[Cica-Webで確認]ボタンをクリックいただきご確認いただけます。
・試薬のご購入とご使用に際して

パンフレット

Rapid CBB KANTO 3S

取扱説明書

ラピッドCBB KANTO 3S

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