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国連勧告における危険有害性の分類

国連勧告における危険有害性の分類

危険物の国際輸送を安全かつ円滑に行うために、国連経済社会理事会(The Economic and Social Council of the United Nations)が設置した国連・危険物輸送専門家委員会(The United Nations Committee of Experts on the transport of Dangerous Goods)によって、「危険物輸送に関する勧告(Recommendations of the TRANSPORT OF DANGEROUS GOODS)」いわゆる「国連勧告」が出されています。これに従って、各国の陸・海・空の危険物輸送の統一化が図られています。
国連勧告では、危険有害性を大きく9クラス(Class)に分類し、さらにいくつかの区分(Division)に分けられています。
わが国の危険物船舶運送及び貯蔵規則(危規則)、港則法、航空法施行規則がこれらの勧告に準じています。

クラス1:
火薬類(Explosives)
クラス2:
ガス(Gases)
クラス3:
引火性液体(Flammable liquids)
クラス4.1:
可燃性固体(Flammable solids)
4.2:
自然発火性物質(Substances liable to spontaneous combustion)
4.3:
水と接して可燃性ガスを発生する物質(Substances which in contact with water, emit flammable gases)
クラス5.1:
酸化性物質(Oxidizing substances)
5.2:
有機過酸化物(Organic peroxides)
クラス6:
毒物(Toxic substances)
クラス7:
放射性物質(Radioactive material)
クラス8:
腐食性物質(Corrosive substances)
クラス9:
その他の危険性物質及び物品(Miscellaneous dangerous substances)