関東化学株式会社 > CSR > CSRレポート > 地域社会との関わり

地域社会との関わり

関東化学は、各事業所での防災活動や工場見学の受け入れなど地域社会との共生を目指した活動に加え、化学に関する社会への教育・啓発活動など、本業を通じた社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

ボランティア活動

2007年度は、財団法人 大阪みどりのトラスト協会が主催した大阪府貝塚市の「蕎原(そぶら)の森」における原生林保護のための下草刈や植林活動、ならびに同府八尾市の溜め池に生息するニッポンバラタナゴ保護活動および他の生物の調査活動に大阪支店の社員がボランティアとして参加しました。
また、社団法人 日本キリスト教海外医療協力会が主催する使用済み切手の収集ボランティア等への参加の輪が、社員の自主的な呼びかけによって全社に広がりつつあります。今後も、社員一人ひとりによる社会貢献活動の促進を目指し、企業風土の醸成を図っていきます。

TOPICS:中央区クリーンデーへの参加
-5月30日は『ゴミゼロの日』-

生産本部 生産管理部 福田 明義

生産本部 生産管理部
福田 明義

恒例となりました中央区クリーンデーに今年も参加させていただきました。2005年からの参加となりますので9年目となります。今年は小雨降る中で本社から5名が参加し、ゴミを拾いながら街並みを1時間ほど歩きました。毎年参加して感じることはポイ捨てされたゴミが年々少なくなり、着実に街がきれいになっていることです。歩きタバコなどの規制が厳しくなったこともありますが、ゴミ拾いといった地道な活動が大きな街をきれいにするんだなと感じています。ゴミのポイ捨て行為も一人ひとりの心がけで無くなると思います。ゴミを拾うことも社会貢献ですが、ポイ捨てしない気持ちを養う社会貢献も大切にしていきたいと思います。(2013.05.30)

各地域での活動

地域に根ざした社会貢献活動

手話の歌を指導(岩手工場社員による)
手話の歌を指導(岩手工場社員による)

当社は、全国で事業を展開しており、各事業所はそれぞれの地域社会の発展に貢献する企業市民としての役割を担っています。そのため、事業所近隣の清掃活動をはじめ、地域や地元小中学校の行事への参加、地域のスポーツ指導員や中学校駅伝のボランティアなど、地域の文化/スポーツ活動を通じた社会貢献にも取り組んでいます。
たとえば、2017年度は、岩手県吹奏楽連盟奥州支部が主催した「吹奏楽祭」に、岩手工場の社員が講師として手話音楽を指導した中学生が参加しました。手話とのふれあいの楽しさと障がい者に対する理解の促進に取り組みました。

TOPICS:「日本橋橋洗い」に参加して

技術・開発本部 知的財産部課長 石原 稔

技術・開発本部 知的財産部課長
石原 稔

総務部から案内をいただき、娘と一緒に「日本橋橋洗い」に参加しました。「日本橋橋洗い」は日本橋を慈しみ、大切に美しく保存していくための恒例行事であるとのことです。普段では車の往来により磨くことができない路面や、日本橋の路面の中心にある「日本国道路元標」を磨くといった貴重な体験をし、また、他の企業や周辺地域の方々とお話する機会もあり、とても有意義な一日となりました。
この行事に参加したことによって、日頃より地域の様々な方々にお世話になっていることを実感しました。今後も地域活動を通じて社会に貢献していきたいと考えております。

献血・募金活動

献血・募金活動

当社では、献血活動にも積極的に取り組んでおり、毎年200名近くが協力する草加工場をはじめ、大牟田工場や岩手工場などでも毎年実施しております。
このたび、2017年7月12日に岩手工場が長年の献血推進の功績により、厚生労働大臣から感謝状が贈呈されました。
また、共同募金への寄付など、各事業所にて募金活動を実施しています。

地域防災活動

事業所周辺地域における防災活動や災害など緊急時の支援対策に取り組んでいます。
岡山工場では1980年の操業以来、毎年10名前後の社員が町内消防団へ参加しています。また、草加工場では災害時用として500食分の保存食・飲料水および2,000食分のお米、ならびに鍋とガス台を常備し、緊急時のサポートに備えています。

優良危険物関係事業所 消防庁長官賞を受賞

2012年6月4日、東京スクワール麹町にて開催された全国危険物安全大会において、岡山工場は「優良危険物関係事業所」として、「消防庁長官賞」を受賞しました。この賞は、危険物の保安管理および危険物の保安に関する施設の推進に努めた事業所に授与されるものです。
岡山工場は、1980年に柵原工場として開設し、現在は40名程の小規模な事業所ですが、危険物施設としては指定数量の465倍という大量の有機溶剤を扱っています。これらは主に半導体や電気部品の洗浄・加工用の高純度薬品として製品化され、電気・電子機器メーカーを中心にご使用いただいています。
大量の危険物を取り扱うことは、ひとたび事故を起こすと工場の存続のみならず、周辺地域にも大きな被害を与える可能性があることから、従業員に対する危険物の管理教育や緊急事態対応訓練には積極的に取り組んでいます。また、日々の仕事では、定められた手順や基準を順守すること、この積み重ねが事故防止には不可欠であることを従業員に繰り返し指導し、周知徹底を図っています。
今回の受賞を大きな励みとし、危険物に関する知識や技能をさらに身に付け、事業所の安全を継続するとともに、地域社会への貢献に努めていきます。

工場における地域社会との交流

環境コミュニケーション説明会場
環境コミュニケーション説明会場

当社事業活動に対する理解や化学への興味を深めていただくために、地域の皆様との交流に積極的に取り組んでいます。
たとえば各工場においては、近隣地域の中高生をはじめ、各地の大学や高専などからの工場見学を広く受け入れています。当社製品を普段の授業で使用している学生に対し、その製品の製造過程や製品ラベルの説明など、見学者の目的に合わせた対応に努めています。
また、草加工場では、2017年11月23日に「環境コミュニケーション」を開催し、近隣町内会や行政関係者に多数ご来場いただき、当社の生産活動、防災活動及び環境対策等の取り組みを説明し、地域と企業のコミュニケーションを深め、理解いただきました。また、大牟田工場でも地域住民との意見交換会を毎年実施しています。

社会への教育・啓発活動

社会への教育・啓発活動

「知の市場」における無料公開講座の開講

社会貢献活動の一環として、社会人向け公開講座「知の市場」において無料公開講座を開講しました。「知の市場」は、「互学互教」の精神のもと「現場基点」を念頭に「社学連携」を旗印として実社会に根ざした「知の世界」の構築を目指して、人々が自己研鑽と自己実現のために自立的に行き交い自律的に集う場とすることを理念とした、大学生や大学院生を含む広範な分野の社会人に開放された学びの場です。
当社は、お茶の水女子大学ライフワールド・ウオッチセンター(増田研究室)の連携機関として、2012年度後期に新規開講したものです。従来は大学などの公的機関による開講が中心でしたが、2011年度からは民間企業が組織的に行う講座を始めています。
当社は、「試薬論」と題した講座を開講し、計量・環境・人の健康・食の安全・産業の発展などを支える試薬の成り立ちから、各分野における試薬の役割などについて、それぞれのエキスパートが講演しました。これにより、試薬が日常の生活や産業および経済活動を円滑に実施するための社会基盤の構築を支え、社会のリスク管理のための役割も果たしていることをご理解いただけたものと考えています。

関係者の声

知の市場 会長(お茶の水女子大学 教授) 増田 優 氏

知の市場 会長(お茶の水女子大学 教授)
増田 優 氏

人間は多様な技術革新や社会変革を成し遂げながら生活している。こうした中において自らを活かしていくために社会と世界の現況に対する理解を深め、そして専門分野の展開の幅広い基盤を固めるべく、広範な教養を高めていくことが必須である。
「試薬」と聞いて日本の国際競争力の源泉である製造業の研究開発を支える薬品を思い、さらに「試薬業」と目にしてその技術力を背景に医薬品産業や電機電子産業などに原材料を供給する機能化学品産業に想いをはせる人もいるかもしれない。だが多くの人々は小中学校の時の理科実験を思い出し、大学で理工系や医薬系の分野に進んだ人でも学生実験や卒論研究を思い出すであろう。しかし現代社会において、そうした試薬のありようは、試薬の基本ではあっても、その全体像の一面にしか過ぎない。
人々の最大の関心事である環境保全、安全確保、健康増進といった課題のいずれをとっても、もはや試薬なしに語ることはできない。有史以来国の根幹をなす制度の一つに度量衡があるが、この面でも試薬は必須の役割を果たしている。これは試薬業が教育研究機関の枠や製造業の範囲を大きく超えて、社会を構成する全ての人々に深く関わっていることを意味している。今や試薬は社会を支え世界に繋がる社会基盤(インフラ)である。そしてこのことを知ることは現代社会における重要な教養の一つである。
「知の市場」は、「互学互教」の精神のもと「現場基点」を念頭に、人々が自己研鑽と自己実現のために自立的に行き交い自律的に集う場である。日々の弛まぬ努力によって試薬という必須の社会基盤を現場で支えている人々が知の市場において試薬論の講義を展開することは、知の市場のこの本旨に沿う試みであり知の市場に新たな彩りを添える活動である。試薬論が知の市場で末永く輝き続けることを期待している。
[2012年10月]

毒物劇物研修会への協力

宮城県保健福祉部や仙台市健康福祉局からのご依頼により、毒物劇物一般販売業者や毒物劇物農業用品目販売業者を対象とした研修会での説明を2005年からほぼ毎年当社社員が行っています。2012年は、仙台市内の毒物劇物販売業者を対象として、周囲への影響が特に大きい漏洩・流出対策に重点を置いた内容で毒物劇物の管理に関する講演を行いました。法を守ることが目的になりがちな管理から、法の目的をよく理解し、その目的達成のための管理になることを意図して、身近な事例を盛り込むことを心掛けた説明は、参加者の皆様に関心を持っていただけたものと思います。
また、当社は埼玉県内において、毒物及び劇物の危害防止の推進、普及充実を目的として毒物劇物を製造、輸入または販売する事業者(約80社)で組織する毒物劇物協会の理事会社として企画運営に携わっています。協会主催により毎年実施する「毒物劇物取扱責任者試験のための講習会」には県内外から70名程度の参加者があり、その講習会で使用する資料として協会が独自に出版する試験例題集の作成には当社も毎年参画しており、参加者の皆様から高い評価を得ています。

THE CHEMICAL TIMES

THE CHEMICAL TIMES

「THE CHEMICAL TIMES」は、試薬、電子工業用薬品、臨床検査薬および化成品に関する情報をお客様をはじめ関連分野の方々へ広く提供することを目的に、年4回無償で発行している学術誌です。1950年(昭和25年)に創刊し、2010年1月号にて通巻215号を発行、創刊60周年を迎えました。2003年からは当社ホームページでも公開しています。
化学、医薬、物理、生物その他幅広い分野で活躍されている研究者の皆様からの寄稿を中心に編集しています。本誌に掲載された論文の中には、他誌へ転載・引用されたものもあり、本誌を通じた知見の共有により、産業の発展にも貢献しています。